【2026年】母の日は5月10日!由来の真実、色の意味、失敗しないカーネーションの選び方

「母の日」(5月の第2日曜日)は、母親に感謝の気持ちをあらわす日。2026年は5月10日が母の日になります。ところで読者の皆様は、その本当の由来をご存知ですか?
「母の日」の由来・起源

まずは一般的な「母の日」の由来を時系列に従って簡単にご紹介します。
【母の日 由来のひとつとされるもの】
- 古代ローマ時代:ローマ
神々の母リーアに感謝するための春祭りが行われていた。 - 17世紀:イギリス
イギリスでは、復活祭(イースター)の40日前の日曜日を「マザーズ・サンデー」とし、母親と過ごすために出稼ぎ労働者を里帰りさせていた。
【定説となっているもの:アメリカ】
- 1907年5月12日/1908年5月10日(いずれも5月の第2日曜日)
1905年5月9日(日)に亡くなったアン・ジャービス(Ann Maria Reeves Jarvis)を追悼しようと、ウェストバージニア州に住む娘のアンナ・ジャービス(Anna Marie Jarvis)がフィラデルフィアの教会で母の好きだった白いカーネーションを配る。その後も、母に感謝する日を祝日にする普及運動を続ける。 - 1910年
ウエストバージニア州が「母の日」を祝日として認定。 - 1914年
当時のアメリカ大統領・ウィルソンが、5月の第2日曜日を「母の日」と制定 。
こうして、母が健在な者は赤いカーネーション、亡くした者は白いカーネーションを胸に飾るようになり、母の日にカーネーションを贈る習慣へと変化していきました。
【日本における「母の日」】
- 1913年(大正2年)ごろ
キリスト教会・日曜学校などで「母の日」が始まる。 - 1915年(大正4年)
青山学院教授だったアレキサンダー女史によって紹介され、キリスト教関係団体が中心となって広め始める。 - 1931年(昭和6年)
皇太后の誕生日である3月6日を「母の日」とする。 - 1937年(昭和12年)
森永製菓などが普及活動を展開し、全国的に広がり始める。 - 1947年(昭和22年)
公式に5月の第2日曜日が「母の日」となる。
「母の日」提唱者の理念

現在、「母の日」は母へ感謝をする日となっていますが、提唱者のアンナ・ジャービスは、母親への感謝だけではなく、平和を願う母親たちの社会運動を記念したものとしてスタートしました。
【母】アン・ジャービスの活動
アンナの母、アン・ジャービスは、1850年に牧師と結婚しました。そして、1858年に「Mothers' Day Work Club」を結成し、病気で苦しんでいる人を助けるために募金活動をしたり、病気予防のための食品検査や公衆衛生の活動をするなど、社会運動家として活躍していました。
やがて南北戦争(1861年~65年)が開戦すると、中立を宣言して南北双方の兵士を看病し、互いの敵意をなくそうと南北双方の兵士や地域の人々を招いたイベントを大成功させるなど、平和を願って献身的に働きました。
彼女自身、戦争や病気で8人(?)の子供を失っているのですが、母としての愛情を、残された自分の子供だけでなく全ての人々に注いだのです。女性が社会的弱者だった当時、こうした母親としての社会活動は大変意義のあるものであり、社会改革に大きく貢献しました。
【娘】アンナ・ジャービスの理念
こうして平和を願って献身的に活動してきたアン・ジャービスだからこそ、その追悼式(ここで娘のアンナが白いカーネーションを参加者に配布)が社会的に注目されました。そしてアンナは、すべての母親の社会に対する貢献を讃えて「母の日」を祝日にする活動をし、その夢を叶えたのです。
ところが、こうした素晴らしい理念が消費文化の中で変化していきます。政治的、商業的思惑によって“平和を祈る”はずの母の日が、“家族のために尽力している母にプレゼント(カーネーション)を贈る日”になり、年々盛大になっていきました。
やがてアンナは、白いカーネーションが信じられない程の高値で売られていることをきっかけに「貪欲のために母の日を侮辱している」と母の日の廃止を求める運動を始めましたが、実現させることはできませんでした。その後、母の日の商業化がますます加速していったのです。

晩年のアンナがこんなことを言っています。「私は、自分が創ったこの祝日の商業化を自分の手で止めさせることによって、お母さんの恩に報いたかった」と(※参考HP「お茶の間から世界を変えよう」)。
知られざる母の日の本当の由来。現在は母に感謝する日としてすっかり定着していますが、それも平和だからこそ。本質を知ることで、この日の意味が一層深くなると思います。
母の日のカーネーション由来・意味

カーネーションは“母と子”や“母性愛”を象徴する花。十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが落とした涙から生じた花だと言われており、白いカーネーションは十字架にかけられる前のキリストとマリアを、赤いカーネーションはキリストの体から散った血の色や復活したキリストを象徴しています。
そんなカーネーションをアン・ジャービスが好んだことから、その追悼式に捧げられ、母の日のシンボルになったといわれています。
赤いカーネーションと白いカーネーション
アン・ジャービスの追悼式では参加者に白いカーネーションを渡していましたが、その後アンナの提案で、母の存命する者は赤いカーネーションを、母を亡くした者は白いカーネーションを自分の胸につけるようになり、やがて母へ花を贈るようになりました。
日本の場合、母の日が普及した当初はもっぱら造花でした。戦後「全国未亡人団体協議会」などが中心となり、赤・白のカーネーションの造花を販売していましたが、母のいる子は赤、いない子は白と区別をつけることで童心を傷つける懸念や、義母に育てられた子の迷いなどに配慮し、1960年からは同協議会でも赤一色に統一されました。
現在は生花が中心で、赤のみならずピンクやオレンジなど色々なものが人気です。
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